Mechanical System

空調設備設計の基礎 -外気負荷について紹介-

こんにちは。空調設備設計を行う際には、外気の影響を考慮する必要がある。特に外気負荷は全体の熱負荷のうち、比較的多くの割合を占めることが少なくない。そのため、空調設備設計を行う際や省エネに配慮した設計を行う際には、外気負荷の扱い方に配慮する必...
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海外の設計外気温湿度条件 -ASHRAEを用いよう-

こんにちは。海外案件を設計する際は、日本の基準とは大きく異なる。そのため、設計を進めるにあたって戸惑うことも少なくない。特に、日本での常識が現地では常識ではないことも多い。そのため、現地でしっかりとヒアリングを行ったうえで設計を進める必要が...
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地域別外気負荷の傾向

こんにちは。空調設計を行う際には、各計画地の外気負荷に着目することも重要である。一般的に室内負荷は年間を通じて概ね変動しない。一方で外気負荷は外気条件によって大きく変動する。つまり、夏期および冬期は外気負荷が大きくなる傾向にある。特に外気負...
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GX検定アドバンストを受けてみた

こんにちは。GXとはグリーントランスフォーメーション(Green Transformation)の略で、脱炭素社会に向けて、化石燃料中心の産業構造を再生可能エネルギー中心の構造に転換する取り組みを示す。近年では、日本でもGXという用語がよく...
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沈殿槽方式における雨水貯留槽の計算方法

こんにちは。雑用水利用を行う際には、主に雨水を水源とすることが多い。雨水を集水する際に砂埃等がどうしても流入する。砂埃等を取り除くためには様々な方法があるが、その中でも沈殿槽を用いた方式とすることが少なくない。今回は沈殿槽方式における雨水貯...
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沈殿槽容量の計算方法

こんにちは。雨水利用設備を計画する際には、砂ろ過装置を用いる方法や、沈殿槽を用いる方式がある。砂ろ過装置は実際に機器により水をろ過するため、機器本体のコストやメンテナンスコストが発生する。一方で、沈殿槽を用いる方式は水槽容量が大きくなる反面...
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空気線図でみる各地の温湿度の推移

こんにちは。日本各地で建物を計画する際には、計画地の外気温湿度を考慮したうえで空調設備を決定する必要がある。特に最近では、様々な場所で異常気象が発生している。そのため、空調設備を検討する際にも外気温湿度の確認は必須であると言える。そういった...
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EHPとGHPの省エネ性能の比較

こんにちは。省エネ法の改正に伴い、省エネ性能を常に意識しながら空調方式を検討する必要がある。また、昨今世界中で求められている脱炭素化の観点からも空調方式を検討することが重要である。中小ビルの場合は主に電気式ヒートポンプ(EHP)とガス式ヒー...
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EHPの台数制御によるBEIの推移

こんにちは。現在では建物の新築時や増築時においては省エネ計算がほぼ必須となっている。省エネ計算結果によっては設計の手戻りが発生し、設計者の頭を悩ませることが多い。しかし、省エネ計算の評価方法も少しずつ拡大している。たとえば、ビル用マルチパッ...
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【積算基礎知識】積算資料と建設物価とは

こんにちは。建築設計業務に従事すると、実施設計後半に積算業務を行うことがある。特に、官庁施設では国民の税金を利用するため、適正な公示価格を算出するために積算を行うことが多い。民間案件においても、必要に応じ積算を行うことがある。しかし、積算を...
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GX検定ベーシックを受験してみた

こんにちは。現在では、世界中共通の目標として脱炭素化がより一層求められている。特に、日本においては2030年度時に46%の脱炭素化(2013年度比)および2050年度にはカーボンニュートラルを目指す目標が掲げられている。ここでいう脱炭素化は...
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空気線図でみるPMV

こんにちは。室内の暑さや涼しさを評価する指標として平均予想温冷感申告(PMV)を用いることが多い。PMVによる評価ではPMVが-0.5~0.5の間であれば、一般的に快適とされる。しかし、実際にどういった条件であれば、PMVが-0.5~0.5...
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建築工事、機械設備工事、別途工事について紹介

こんにちは。建築設備業界に携わっていると、「これは建築工事」「これは機械設備工事」「これは別途工事」といった用語を頻繁に耳にする。これらの区分に慣れていれば特に問題はないが、初めて聞いた場合には意味が分かりづらいことも多い。本記事では、建築...
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電気設備の概要 -受変電設備や動力設備等各種設備について紹介-

こんにちは。電気設備といえば、強電や弱電を始め、様々な設備がある。これらの各種設備の全体像を把握しておかないと、各設備のつながりがわからず、全体的にちぐはぐした計画となってしまう可能性がある。今回は電気設備の各種設備について紹介する。 電気...
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BPIを低減しても熱源容量を見直ししない場合におけるBEIの推移

こんにちは。通常、設計業務では工事着工前に建築確認申請を提出する必要がある。建築確認申請時おいては、省エネ適判についても申請する必要がある。省エネ適判時に省エネ性能について基準値を満足していないと、建築確認申請が下りない。そのため、省エネ性...
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熱源容量低減によるBEIの値推移

こんにちは。近年では、省エネ法の改正に伴い、より一層建物の省エネ化が求められている。省エネ技術といえば、外気量制御や変流量、変風量制御等様々な方法がある。しかし、熱源容量を適正化することによる省エネ効果については知らない方も少なくない。今回...
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BPIの向上に伴う省エネ効果(BEIの値)

こんにちは。近年では、建物の脱炭素化の促進のため、省エネ法においても、より一層厳しい基準が設けられた。つまり、今後の設計においては、より省エネに配慮した計画を行う必要がある。しかし、省エネ法を満足するための省エネ技術の導入の幅(量)について...
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温熱環境の評価 -PMVの評価方法

こんにちは。建築設備に従事していると、よく「室内が暑い」や「室内が寒い」などといった話を受けることがあるかと思う。しかし、この「暑い」や「寒い」は定量的な評価ではなく、個人の感覚的な評価である。人の感覚によって室内環境や屋外環境等を評価する...
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省エネを最大限に図る -モジュールチラーの省エネ効果-

こんにちは。昨今では建物の省エネ化がより一層求められている。一般的に建物の消費エネルギーの約40%は空調設備に起因する。(実際には、建物用途や運用方法によっても異なる)空調設備の中でも空調用の冷熱や温熱を発生させる熱源機器の省エネ化は、空調...
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通気管の開放位置を紹介

こんにちは。排水設備は建物の中でも最も重要な機能の一つである。排水が詰まると、建物の機能として物理的な支障が発生する。また、衛生面でも問題が発生する。排水設備に含まれる通気管も同様である。通気管が適切に計画されないと、封水切れの発生や悪臭に...