日本のように気象庁が時刻別の外気温湿度データ(csv)を公開していれば、データの取得はそこまで難しくないだろう。 しかし、日本のようにデータを公開していたとしても、そのページまでたどり着くことができないことも少なくない。 そんなときには、信頼のある機関が公開しているデータを参照することが重要となる。 例えば、世界的に信用性が高いとされるアメリカ暖房冷凍空調学会(American Society of Heating, Refrigerating and Air-Conditioning Engineers)(通称ASHRAE)が公開しているデータを用いることが考えられる。
ASHRAEとはアメリカ暖房冷凍空調学会(American Society of Heating, Refrigerating and Air-Conditioning Engineers)の略であり、暖房・換気・空調・冷凍分野におけえる国際的な学会である。 ASHRAEでは数多くの技術委員会を抱え、アメリカ規格協会(ANSI)の認証を受けた各種基準やガイドラインを制定している。 なお、アメリカ規格協会(ANSI)とは日本でいう日本産業規格(Japanese Industrial Standards)(通称JIS)と似たような位置づけである。 ASHRAEでは世界各地の設計用外気温湿度についても公開しており、世界中の設計者がこれらの数値を用いている。
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