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【改修時に必須の知識】風量が変わると必要静圧(圧損)はどの程度変化する?

こんにちは。建物の改修や空調機の改修を行う際、空調機の風量だけを変更し、ダクトを再利用する場合がほとんどである。風量を変更させるということは、必要な静圧も変わる。そのため、本来であれば、静圧計算を再度行う必要があるわけだが、既設のダクトが具...
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【今後ますます増えてくる】空調機を更新する際に見直すべき熱負荷を紹介

こんにちは。新築の建物からおおよそ、15~30年程度経過すると、空調機の更新を行う必要がある。設備機器の単純更新であれば、さほど何も考えずに全く同じ能力を持った機器を導入すればよいだろう。しかし、何かしらのベネフィットを施主にもたらすことが...
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空調負荷計算で用いる人体発熱量について紹介

こんにちは。普段何気なく使用している空調負荷計算(熱負荷計算)で使用している人体発熱量だが、深く考えたことはあるだろうか。実は、人体発熱量は人の作業量により変動する。また、人体発熱量の総量は変わらないが、着衣量によっても人体発熱量の顕熱と潜...
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冷媒管に必要なPSのスペースを紹介

こんにちは。建物の設備計画を行う際に必ずと言っていいほど必要なスペース。それが、冷媒管用のPSである。建物の規模にもよるが、多くの場合は、特定の室外機置場から冷媒管を必要覚書に計画する。そのため、冷媒管が複数の階にまたがる形で計画されること...
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全熱交換器の出口絶対湿度と結露

こんにちは。近年徐々に外気温湿度が悪化しており、様々な場所での結露の発生が顕著である。結露が発生する要因としては、外気絶対湿度が比較的高い状態で、外気を室内に導入する場合であることが多い。特に、生外気を直接室内導入する方法では、結露の発生が...
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ファンインバータ化で省エネ -回転数と消費電力の関係-

こんにちは。最近では建物の省エネ化がより一層要求されており、ファンをインバータ化(INV化)し、変風量制御を行うことで省エネを行う建物が増えている。しかし、ファンのINV化によって、一体どの程度の効果があるのかがいまいちわからない方も少なく...
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パスダクトのダクト径の求め方を紹介

こんにちは。少しでも建物の省エネ化を図るため、空調空気の二次利用(カスケード利用)を計画することが多い。空調空気の二次利用を行うことで、廊下などの空調を行う必要性が低くなり、結果として、省エネにつながる。空調空気の二次利用を行う際には、ドア...
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空調負荷率とは -概念や計算方法を紹介-

こんにちは。建物の一次エネルギー算出の際や、空調エネルギーを算出する際によく「空調負荷率」といった言葉を耳にすることがある。普段設計や施工では、空調負荷率を使用することがないため、どういった意味7日がわからない方も少なくない。しかし、近年で...
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廊下を空調するためのコストを紹介

こんにちは。民間の建物の場合は、建物内の快適性をより向上させるため、廊下部分を空調するといったことが考えられる。廊下の空調を行うこと自体は決して難しいことではないが、建物全体の工事費は上昇する傾向となる。設計業務を行う側からすれば、想定工事...
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VAVの最小風量を求める方法を紹介

こんにちは。変風量装置(VAV)の最小風量を設計する際に、いまいち風量がよくわからないといったことはないだろうか。VAVは風量を可変させられるがゆえに、自由な風量に制御を行うことができる方と思っている方も少なくない。しかし、制御できるとは言...
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空調機の吹出温湿度から顕熱、潜熱を求める方法

こんにちは。空調機を計画する際には、通常顕熱と全熱の割合から、SHFを算定し、空調機の吹出温湿度ならびに冷温水流量を算定する。基本的には、上記の手順のみで空調機の計算を行えば、設計上特段の支障はない。しかし、初めて空調機の選定を行う際には、...
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【計算方法を紹介】空調機の吹出温湿度からSHFを求める方法

こんにちは。中央熱源方式を計画する場合において、ほとんどの場合は空調機を計画することとなる。空調機自体を計画するのはよいが、建物内の顕熱、全熱の割合からSHFを利用した空調機の吹出温湿度の算定方法がいまいちわからないという方も多いだろう。空...
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【機械設備必須知識】風量と開口面積から風速を求める方法

こんにちは。主に施工段階や既設建物の確認、改修を行う際に、建物のパスダクトやドアガラリ、アンダーカットに必要な面積が現状満足しているかを確認することが多い。特に、これらの面積が不足している場合は、パスダクトやドアガラリ、アンダーカット部分や...
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【やりがちなミス】加湿給水管の水抜きの必要性

こんにちは。建物に本工事で加湿器の計画をする際に忘れがちなこと。それは、加湿給水管に水抜きを計画することを忘れることだ。加湿給水管は性質上冬期にしか使用されない。そのため、冬期以外の中間期や夏期は加湿給水管内の水が死水となる恐れがある。死水...
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【冬期の加湿】加湿量の計算方法を紹介 -加湿量と噴霧量を紹介-

こんにちは。ある程度の規模にとなると、ビル管法(建築物衛生法)の対象となる。ビル管法の対象となった建物は、建築確認申請時に、建物の衛生環境に関する審査も受審する必要がある。その際によく、指摘事項として挙がる内容が加湿量の計算方法だろう。自治...
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【電力消費量がわからない?】空調設備分の電力使用量を類推する方法を紹介

こんにちは。既設建物を調査する際に、建物全体の電力使用量のうち、どの程度空調設備で電力を使用しているか調べる必要があることがある。特に国や市町村からの補助金を使用して空調機器を更新する際には、どの程度省エネとなるか等を計算する必要がある。建...
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自然排煙と機械排煙 -防煙垂れ壁の注意点-

こんにちは。建物を計画する際、機械排煙の有無によって排煙設備を計画する必要の有無が決定される。機械排煙は必ずしも必要とはされないことを踏まえると、コストを考え原則として自然排煙で計画するべきだ。しかし平面的(フットプリント)が比較的大きい場...
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【機械設備】設計用外気条件と実際の温湿度の違い

こんにちは。普段何気なく建築設備設計基準(茶本)から読み取っている設計用外気温湿度。思ったよりも設計温湿度が低いと思われた方はいないだろうか。最近では各地で40℃を超えたなどとニュースでも報じることが多い。しかし設計用外気温湿度は40℃を超...
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ナイトパージとは -概要や注意点を紹介-

こんにちは。最近では、建物の省エネ性が求められることが多い。特に建物のZEB化やカーボンニュートラルといった用語が業界内ではよく飛び交う。建物の省エネ化の動向を受け、省エネ技術の一つであるナイトパージも最近では効くことも多い。しかし、ナイト...
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暖房時の空調機の吹出温度が熱源の送水温度に与える影響

こんにちは。普段なんとなく設定している暖房時の熱源の送水温度。特に最近ではモジュールチラーが使われることが多い。ボイラーや温水発生機であれば55~60℃程度が標準だが、モジュールチラーの標準的な暖房時の送水温度は45℃だ。特に暖房負荷が大き...