【排水設備】ブランチ間隔とは -計算例まで含めて紹介-

こんにちは。

排水設備を設計しているとどうしてもブランチ間隔を避けては通れない。
ブランチ間隔を気にせず設計をされている方も多いかもしれない。
しかし、ブランチ間隔の数量によって排水管の管径が変わったり、通気管の有無が変わることも事実だ。

今回はブランチ間隔について概念から計算例まで含め紹介する。

ブランチ間隔とは

ブランチ間隔とは排水たて管へ接続される排水の枝管の数量をいう。
具体的には排水たて管へ接続される排水の枝管の間隔(高さ方向)が2.5mを超える区間の数量のことだ。

例えば左図に示す排水管計画の場合はブランチ間隔数が4となる。
基本的に各階2.5m以上はあることがほとんどなので、階数が1増えるごとにブランチ間隔も1増える。
(建築基準法により各階の天井高さが2.1m以上必要であり、建物の構造体を含むと各階2.5m以上は必要であることが理由)

なお、ブランチは英語の”branch”であり、日本語訳すると「枝」となる。

(参考)排水横主管、横枝管、排水たて管について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしていただければと思う。

ブランチ間隔の数量 計算例

ブランチ間隔数0

平屋建ての場合はたて管が不要であるため、ほとんどの場合でブランチ間隔数が0となる。

ブランチ間隔数1

2F建ての場合はブランチ間隔数が1となる場合が多いだろう。
なおブランチ間隔数が1の場合は伸頂通気は不要だ。

ブランチ間隔数2

3階建て以上となる場合は多くの場合ブランチ間隔数は2以上となる。
また、ブランチ間隔数が2以上となる場合、伸頂通気が必要となる。

排水横枝管の間隔が2.5mH以下の場合

排水たて管へ接続される排水横枝管の間隔が2.5mH以下の場合を紹介する。
例えば2Fにおいて2.5mH以下の間隔で排水横枝管が複数接続される場合だ。
左図ⒶⒷ間およびⒷⒸ間が該当する。
2.5mH以下の間隔で接続される排水横枝管はブランチ間隔数へは計上しない。
そのような場合は次にⒷをとばしてⒶⒸ間に着目する。
ⒶⒸ間では間隔が2.5mH以上であるためブランチ間隔数を1として計上する。
つまり、このような場合もブランチ間隔数は結果として4となる。

まとめ

今回はブランチ間隔について概念から計算例まで含め紹介した。
ブランチ間隔を正確に理解することで排水管径の算定や通気管の要否を素早く理解することができる。

以下の記事では排水管径の算定方法や、通気管径の算定方法を紹介しているため、是非参考にされたい。

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