こんにちは。
これからエアコンを購入予定の方。
エアコンの大きさをどのようにして決定したらよいかわからない方も多いだろう。
既にエアコンが設置されている場合。
そんな場合は今あるエアコンと同一の能力の製品とすれば大きな間違いは発生しない。
だが新築や新規に購入される場合。
そんな場合はエアコンの知識がない場合はどんなエアコンを選べばよいかわからないはずだ。
どんなエアコンを選べばよいかわからない場合はどうしても店頭の店員さんに尋ねることとなる。
店員さんが間違いない機器を紹介してくれれば問題ない。
だが人にもよるが売り上げの数字やその他の理由により過大な機器を紹介されても気づくことができない。
適切なエアコンのサイズを事前にある程度把握しておけばエアコン選びに迷うこともないはずだ。
今回は適正なエアコンの選定方法を紹介する。
部屋の面積を確認しよう
エアコンの適切な大きさを確認する前にまずは部屋の面積をしっかりと把握することが大切だ。
新築の場合
新築の場合は入居前であることがほとんどなはずだ。
そのため間取り図を既に手にしているだろう。
左図の通り各室の面積もしくは畳数が記載されてばその値に基づきエアコンの能力を選定することとなる。
既に建物に住んでいる場合
一方で既に建物が建っていて間取り図が得られなかった場合。
その場合は部屋面積を得るためには部屋の面積を実測するしかない。
メジャー(コンベックス)等を用いてある程度正確に面積を測定するべきだ。
畳数と面積の関係性
間取り図に部屋面積が畳数で記載されている場合は気にしなくてよい。
家庭用のエアコンの大きさは畳数で記載されるためだ。
一方で間取り図にm2単位でしか記載がない場合だ。
エアコンの大きさを確認するためにm2を畳に変換する必要がある。
本項では畳数と面積の関係性を紹介する。
まずは1畳の大きさを紹介する。
1畳の大きさは以下の式で求められる。
1畳の大きさ |
---|
180cm x 90cm = 1.62m2 |
1畳から8畳までの各面積を以下に紹介する。
これらをすべて覚えておく必要はないが今からエアコン設置予定の部屋がどの程度大きいかを調べられる材料にはなるはずだ。
畳 | m2 |
---|---|
1畳 | 1.62m2 |
2畳 | 3.24m2 |
3畳 | 4.86m2 |
4畳 | 6.48m2 |
畳 | m2 |
---|---|
4.5畳 | 7.29m2 |
5畳 | 8.10m2 |
6畳 | 9.72m2 |
8畳 | 12.96m2 |
部屋の大きさからエアコンの大きさを決定する
前項では1畳あたりのm2数を紹介した。
本項では1m2あたりの畳数を紹介する。
なお面積1.62m2あたり1畳として計算を行い小数点以下は繰り上げとした。
エアコンの大きさ[畳]計算式 |
---|
必要なエアコンの大きさ[畳] = 部屋の面積[m2] ÷ 1.62[m2/畳] |
面積 | エアコンの大きさ |
---|---|
2m2 | 2畳用 |
4m2 | 3畳用 |
6m2 | 4畳用 |
8m2 | 5畳用 |
10m2 | 7畳用 |
12m2 | 8畳用 |
14m2 | 9畳用 |
16m2 | 10畳用 |
18m2 | 12畳用 |
20m2 | 13畳用 |
面積 | エアコンの大きさ |
---|---|
22m2 | 14畳用 |
24m2 | 15畳用 |
26m2 | 17畳用 |
28m2 | 18畳用 |
30m2 | 19畳用 |
32m2 | 20畳用 |
34m2 | 21畳用 |
36m2 | 23畳用 |
38m2 | 24畳用 |
40m2 | 25畳用 |
この表に示している面積よりもさらに大きい場合はエアコンを複数台設置することも考えられるだろう。
(複数台設置する場合は合計で必要な畳数分(面積分)を賄えていれば冷暖房の能力としては問題ない)
エアコンの選定方法
前項ではエアコンを設置する部屋の面積を紹介した。
本項ではエアコンの選定方法を紹介する。
エアコンのカタログの読み方
左図にカタログのサンプルを紹介する。
「畳数のめやす」に「冷房」と「暖房」の畳数が記載されている。
左図の例だと暖房の場合は「6~7畳」、冷房の場合は「6~9畳」と記載されている。
畳数に幅がある理由は構造体による違いだ。
木造の場合は最も不利側の畳数を扱う。
一方で鉄筋コンクリート造の場合は最も有利側の畳数を読み取る。
つまり左図のエアコンの場合は下表のように読み取ることが可能だ。
項目 | 木造 | 鉄筋コンクリート造 |
---|---|---|
暖房 | 6畳 | 7畳 |
冷房 | 6畳 | 9畳 |
なお暖房と冷房で必要な畳数が異なる。
同一のエアコンで冷房も暖房も行う場合は不利側の数値を使用する。
鉄筋コンクリート造で冷暖房を行う場合は上図のカタログの製品は7畳まで冷暖房可能だ。
一方で冷房しか行わない場合(冬にエアコンを使用しない場合)で鉄筋コンクリート造の場合は上図のカタログの製品は9畳まで冷房可能となる。
なお木造と鉄筋コンクリート造で冷暖房可能な畳数が異なる理由は断熱性能の違いだ。
鉄筋コンクリート造の方がより断熱性能に優れる。
そのため同じエアコンでもより広い範囲へ冷暖房を行うことが可能だ。
まとめ
今回は適正なエアコンの選定方法を紹介した。
筆者の一番のおすすめは日立の製品の白くまくんだ。
やはりエアコンを日々使用することを考えると電気代を少しでも抑えたい。
また電気代自体も年々上昇傾向にあることを考えるとなおさらだ。
そんな中白くまくんは他のエアコンメーカーと比べてかなり電気代を抑えることができる。
仕様書ベースでAPF=7.5とかなりの効率で電気代を節約してくれるおすすめのエアコンだ。
APFについてより詳しく知りたい方は以下のリンクからご確認頂ければと思う。
コメント