【設備設計初心者必見】ベントキャップの種類と役割を紹介 2022.07.132024.01.07 【↓ダクト講座一覧↓】(プルダウン) ダクト設備 (34)【ダクトの基礎】 ①ダクトの役割と仕組み ②ダクトの材料 ③ダクトの吊りと接続方法 ④保温の必要性 ⑤空調ダクトと換気ダクトの違い ⑥様々なダンパー ⑦VDの役割と設置例 ⑧CDの役割と設置例 ⑨MDの役割と設置例 ⑩FDの役割と設置例 ⑪HFDの役割と設置例 ⑫SFDを設けるケース ⑬HFDの設置位置と耐火ダクト ⑭FDを設けるかダクト迂回か ⑮CAVとVAVの役割と設置例 ⑯ガラリの役割 ⑰ベントキャップの役割 ⑱制気口の種類と使い分け ⑲制気口BOXの役割 ⑳制気口の結露防止 ㉑保温内貼り、外貼りの使い分け ㉒ブリーズライン上部のBOX ㉓アスペクト比【ダクトの計画・大きさ】 ①ダクトの大きさの決め方 ②矩形ダクトとスパイラルダクト ③ガラリの大きさの決め方 ④制気口の位置の決め方 ⑤制気口の大きさ計算方法 ⑥制気口の大きさ計算ツール ⑦制気口ボックスの大きさ計算方法【ダクトの描き方】 ①ダクト図の描き方 ②制気口リストの作り方 ③ガラリチャンバーリスト ④ダクトの描き方_枝ダクト こんにちは。普段何気なく計画しているベントキャップ。あるいは設計初心者の方はベントキャップって何?と思われる方もいるかと思う。案外当たり前すぎる内容なのか空調関係の参考書にもあまり出てこないワードだろう。その割にはベントキャップ自体にもいろいろとバリエーションがある。ベントキャップは意外と奥が深い。 今回はベントキャップの基本からその役割までを紹介する。 コンテンツ ベントキャップとはベントキャップの種類ベントキャップの必要性ベントキャップを使用するタイミングまとめ ベントキャップとは 人のため、装置のため等建物には換気が必要だ。その換気は外部から内部へ流入させる場合、もしくは内部から外部へ流出させる場合がある。 換気の方式には機械的に強制的に給排気する方式であったり自然に換気する方式などがある。いずれの場合においても外壁に穴をあけて外部と室内をダクトがつなぐ。その外壁部にベントキャップを用いる。 ベントキャップの種類 ベントキャップは丸形のタイプや角形といったタイプがある。また表面がフラットになっているものや曲面を描いているものがある。その他にも深形のフードもある。他に素材の面ではステンレス製やアルミ製がある。 ベントキャップの必要性 ベントキャップが屋外の外壁面に設置される。その理由を紹介する。 一つ目は防虫侵入のためだ。ベントキャップ入り口部分に防虫網を設けることで外部からの虫の侵入を防止可能だ。二つ目の理由が雨水の侵入防止のためだ。ベントキャップを通じて外部と内部がつながっている。何も対策をしないと外部からダクトを通じて内部へ雨水が侵入してしまう。それを防止するためにベントキャップを設ける必要がある。 ベントキャップを使用するタイミング ベントキャップを使用するタイミングは主に以下の通りだ。 ①換気前項でも既に紹介したが建物内部への外気の取入れや建物外部への空気の排出に使用する。②通気主に衛生設備で設ける通気管の排気先にベントキャップを使用する。通気管はトイレの排水を正常に流すために設けられる。 まとめ 今回はベントキャップについてベントキャップの基本からその役割までを紹介した。普段あまり気にすることのないベントキャップだが改めてベントキャップの意味を理解いただければと思う。
コメント