こんにちは。
空調の計算を行う上でまず最初に必要な作業が熱負荷計算だ。
熱負荷計算を行うことでようやく空調機器を決定することができる。
日本では専用の熱負荷計算ソフトがあるためその計算ソフトを使用し熱負荷計算を行うことが普通だ。(IPAC(現在はAPAC))
だが諸外国ではそれぞれまた違った計算方法が存在する。
例えばアメリカ暖房冷凍空調学会(Ashrae)でも専用のソフトが使用される。
他にもヨーロッパ連合(EN)でもまた専用のソフトが使用される。
ただ計算の仕方は違えど基本的な概念は変わらない。
今回は熱負荷に関する英語表現を紹介する。
日本語(単語) | 英語(単語) |
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外気負荷 | External Load |
室内負荷 | Internal Load |
換気扇負荷 | Ventilation Load |
人体負荷 | People Load |
照明負荷 | Lights Load |
什器負荷 | Equipment Load |
日射負荷 | Solar Heat Load |
構造体負荷 | Roof Load Window Load Wall Load |
顕熱 | Sensible Heat |
潜熱 | Latent Heat |
日本語(表現例) | 英語(表現例) |
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熱負荷は外気負荷と室内負荷に分かれる。 | The heat load is divided into the external load and the internal load. |
換気扇負荷を削減するために全熱交換器を導入する。 | The heat exchanger will be installed to reduce the ventilation load. |
暖房負荷計算時には日射負荷は計算しない。 | The solar heat load is not calculated when calculating the heating load. |
冷房負荷よりも暖房負荷の方が大きかった。 | It was found that the heating load was larger than the cooling load. |
顕熱だけでなく潜熱も考慮して熱負荷計算を行う必要がある。 | It is necessary to consider not only sensible heat but also latent heat when calculating the heat load. |
日本人のイメージとして顕熱がLH、潜熱がSHではないかといった思い込みがある。
だが実際には顕熱がSH(Sensible heat)、潜熱がLH(Latent Heat)なので注意されたい。
まとめ
今回は熱負荷に関する英語表現を紹介した。
現場に入ってからはあまり熱負荷についての話題はないかもしれない。
だが設計段階ではいかにして熱負荷を抑えるかといった観点からよく話題に上がる。
そのためこれらの英語表現を覚えておくことが望ましいだろう。
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