パプアニューギニアの気候を紹介

こんにちは。
パプアニューギニアで過ごしてはやくも1か月が経過した。
そんなパプアだがひたすら毎日暑い。
暑いだけならまだしもまさに日本のような湿気も感じられさらに暑く感じられる環境だ。
1年を通じて同じような気候であるため当然日本のような寒い季節は存在しない。
そんなパプアにおける空調設備はもちろん普通に生活していて暖房需要は発生しない。
年間を通じて冷房が必要である。

 

そんなパプアニューギニアの気候について今回は紹介する。

なかなかフリーでパプアニューギニアの気象データを得られなかったところが正直なところ。
偶然見つけたこちらのウェブサイト「weather base」より今回データを入手することができた。(本記事の元データになっている数値は全て上記を引用している)
引用元: https://www.weatherbase.com/

webの説明によればアメリカの企業 Canty and associates LLCというところが運営されているとのこと。
後述する各データについて本当は1時間データを用いて分析したかったところだが月平均や月最大値といった1か月単位のデータしかなかった。
またこちらのウェブで紹介されているデータについていつ時点でのデータかが全くをもってわからなかったのであくまでも参考値とされたい。

パプアニューギニアの外気温度推移

横軸に各月、縦軸に外気温度を記す。
グラフ内の月最大気温は日最大気温の月最大値を示しており月平均は日平均気温の月平均を示している。
また月最低気温は日最低気温の月最低値を示している。

まず月平均気温に着目すると年間を通じて25~27℃程度で推移していることがわかる。
また月最大気温は35度を超える月もある。
月最低気温については5月から9月の間は15℃を下回る月が多い。

パプアニューギニアの相対湿度推移

続いては相対湿度について。
前述したウェブサイトからは午前中と午後の相対湿度で分けられての記載であったためそちらをグラフ化した。
一日の外気温推移の傾向は通常どの都市でも同じであるはずだ。

そのため午前中の方がより相対湿度が高い理由は外気温度が上がりきる前であるからだと推測される。
一方で午後は湿度が60~80%RH以内にで推移している。

パプアニューギニアの降雨量

続いては特徴的なパプアニューギニアの降雨量について紹介する。
分かりやすいくらいに年間を通じて降雨量が落ち込む月と降雨量が大きい月とに分かれる。
これはパプアニューギニアでは雨季と乾季があり乾季は5~10月に該当するためだ。

パプアニューギニアの比エンタルピ

先ほど使用した月最大外気温度と相対湿度(PM)の関係から比エンタルピを算出した。
建築設備設計基準令和3年のよれば東京における外気比エンタルピは87.8kJ/kg
一方で同書に記されている日本で比エンタルピが最大の場所は清水(足摺)というところで90.1kJ/kgだ。

一方でパプアニューギニアでは100kJ/kgを超える月もあることから日本よりも厚く感じられる場所であることは明白だろう。
(本来快適さ度等の指標はPMV等で評価されることが通常だが本記事ではそこまでは言及しない)

まとめ

今回はパプアニューギニアの気候について紹介した。
パプアニューギニアは年間を通じて温暖な気候でありまた雨季乾季により降雨量が異なることを紹介した。
国により気候は明らかに異なる。
気候が異なり設計条件が異なるということはその国に必要な空調設備や空調容量、適切な空調方式が異なることが示唆される。

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