【空調衛生設備】ロックウールの密度と熱伝導率の関係を紹介

こんにちは。

空調設備や衛生設備で使用されることの多いロックウール。
ロックウールは主に厨房排気ダクトや排煙ダクト、区画貫通処理に対し使用されることが多い。
国交省が発刊している標準仕様書によればロックウールは40Kだ。
だが民間案件では32Kや24Kのロックウールが使用されることも多い。

今回はロックウールの密度と熱伝導率の関係を紹介する。

ロックウールは鉱石を溶かして作られる繊維だ。
厨房排気ダクトではロックウールが使用されることが多い。
また区画貫通処理ではモルタル充填もしくはロックウールが充填されることが多い。
なおロックウールは英語で Rock Wool と表現する。

ロックウールの密度

ロックウールの密度
1号40~100kg/m3
2号101~160kg/m3
3号161~300kg/m3

ロックウールの密度は1号~3号で表される。
1号は密度40~100kg/m3、2号は密度101~160kg/m3、3号は密度161~300kg/m3を示す。

数値が大きいほどロックウールの密度が大きい。

ロックウール保温板の密度と熱伝導率の関係

密度熱伝導率
1号0.044W/(m・K)
2号0.043W/(m・K)
3号0.044W/(m・K)

JIS A 9504-21 に定められているロックウールグラスウール保温板の密度と熱伝導率の関係は左表の通りだ。

ある一般的な外気温度程度の状況下では、ロックウールの密度が大きくなっても熱伝導率はほとんど変わらない。

参照:https://www.jfe-rockfiber.co.jp/img/catalog/2016_general_catalog_fix_chap12.pdf

密度毎の熱伝導率は温度の上昇に伴い徐々に変化する。
特に密度が高いほど、熱伝導率が変化しづらい特徴がある。

ロックウールの吸音率

出典:https://www.jfe-rockfiber.co.jp/about/noise.html

ロックウールの密度毎の吸音率を左図に紹介する。
吸音率は数値が大きいほどより吸音を行うことができる。
周波数は音源が重低音であるほど小さい特徴がある。

周波数が小さいときはロックウールの密度が大きいほど吸音率が大きい。
一方で周波数が大きい場合はロックウールの密度はほとんど関係なく吸音率はある程度一定となる。

ロックウールとグラスウールの熱間収縮温度

ロックウール保温板
号数密度熱間収縮温度
1号40~100kg/m3600℃以上
2号101~160kg/m3600℃以上
3号161~300kg/m3600℃以上

ロックウールの熱間収縮温度を左表に紹介する。
熱間収縮温度とは基本的には最高使用可能温度と捉えて頂いてよい。

ロックウールの場合はいずれも熱間収縮温度は600℃だ。

グラスウール保温板
密度熱間収縮温度
24K24kg/m3250℃以上
32K32kg/m3300℃以上
40K40kg/m3350℃以上

グラスウールの熱間収縮温度を左表に紹介する。

ロックウールとは異なりグラスウールの場合はいずれも熱間収縮温度は250~350℃だ。

つまりロックウールの方が耐熱性に優れるといえる。

ロックウールとグラスウールの吸水率

出典:https://www.jfe-rockfiber.co.jp/about/moisture.html

左図にロックウールとグラスウールの吸水率を紹介する。
どの密度においてもロックウールはグラスウールに比べ吸水率が小さい。

つまりロックウールの方が耐湿性に優れるといえる。

ロックウールは防火区画貫通処理でも使用される

参照:https://www.jfe-rockfiber.co.jp/img/catalog/2016_general_catalog_fix_chap12.pdf

ロックウールは配管等の防火区画貫通処理でも使用されることが多い。
具体的に左図に示す通りの要領でロックウールが使用される。

まとめ

今回はロックウールの密度と熱伝導率の関係を紹介した。

断熱材として使用される材料は実はロックウールだけではない。
例えばグラスウールも断熱材として使用されることが非常に多い。
そのためグラスウールについても以下のリンクより詳しく認識しておくべきだろう。

実際に保温を施すべき配管やダクトについても詳しく把握するべきだ。
以下の記事では保温が必要なダクトおよび保温の必要性について紹介しているので是非参照されたい。

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