【これならわかる】配管と配管保温の積算区分

こんにちは。

配管や配管の保温について拾い分けをする際にいつも戸惑うこと。
それぞれどのように拾い分ければよいかだろう。
配管の大きさや配管材種でわけることは一般的だが屋上の露出配管や架空配管の扱いがよくわからなくなることがある。

今回は配管と配管保温の積算区分を紹介する。

配管の拾い区分

まずは配管の拾い区分を紹介する。
配管の拾い区分は主に以下の通り分けることができる。

拾い区分説明
屋内一般配管機械室内や便所内等の混雑した部分を除くすべての配管が対象
機械室・便所配管機械室内や便所内等配管が混雑する配管が対象
屋外配管屋外露出配管を始め架空配管やピット内配管が対象
地中配管地中に埋設されている配管が対象

配管の拾い区分は上記の通りだ。
機械室や便所の中に計画される配管については配管の施工手間がかかるため拾い分けを行う必要がある。
また屋外配管についても配管の屋内に計画する配管とは施工手間が異なることから積算上の拾い分けを行う。

配管保温の拾い分け

まずは配管保温の拾い区分を紹介する。
配管保温の拾い区分は主に以下の通り分けることができる。

拾い区分説明
屋内露出屋内で露出配管となる配管が対象
機械室・倉庫機械室内や倉庫内等に計画される配管が対象
天井内・PS内天井内やパイプシャフト内等に計画される配管が対象
暗渠(ピット内)主にピット内に計画される配管が対象
屋外・多湿屋外に計画される配管が対象

配管保温の拾い区分は上記の通りだ。
屋内露出となる部分は一般的に人に見える部分にあたるため合成樹脂カバーやラッキングカバー等最も高級な保温材を用いる。
他にも厨房や浴室など多湿な環境となる場所には保温材料を考慮し別途拾い分けを行う。
なお地中に設置する配管は通常保温を行わないため拾い分け不要だろう。

まとめ

今回は配管と配管保温の積算区分を紹介した。
毎回比較的混乱しやすい拾い分けについて、本記事を参考に整理頂ければと思う。

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