ダンパーは何のためにある? -MDの役割と設置例を紹介

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こんにちは。

建築設備では様々なダンパーが用いられる。
そのダンパーの中でもMDは機器等と連動して動く。
いわゆるMD以外のダンパーは連動しては動かない。
例えばVDの開閉は手動で開閉するのみにとどまる。
CDは風の流れにより自然とダンパーが開閉される。
FDはダンパー内のヒューズが溶けることにより事前とダンパーが閉止される。
上記を踏まえるとMDは少し特殊であることがわかるだろう。

今回はMDの役割とその設置箇所例について紹介する。

(参考)MD以外のダンパーについても一通り知りたい方は以下のリンクから確認頂ければと思う。

MDはMotor Damperと表記する。
主に他の機器と連動してMDを自動的に操作したい場合に用いられる。
例えば空調機の運転時以外は外気と室内の空気をダンパーでシャットアウトしたい場合だ。
ダンパーが閉止することで外気から室内への空気の流入を止めることができる。
MDを用いることで空気の流れを意図的に操作できることが最大の特徴だ。

MDの設置箇所例

次にMDの設置箇所例を紹介する。

空調機、外調機の外気ダクトにMD設置

ケースバイケースだが空調機の外気ダクトにMDを設置することがある。 意図としては空調機停止時にMDによって外気と室内空気を遮断したい場合に用いられる。 例えば寒冷地においては外気ダクト部にMDを用いることで空調機のコイル凍結防止に役立つ。

空調機、外調機の給気ダクトにMD設置

空調機や外調機からの給気ダクト(枝ダクト)にMDを設置する場合がある。
例えば一つの空調機で複数室へ空気を供給する場合だ。
室Aは使用しており室Bは未使用だとする。
例えばMDを未使用室Bの枝ダクトに設置することで室Bへの空気の供給を遮断することができる。

ちなみにMDが閉になることで室Aへの空気供給量が増加する。
室Aへの供給量を変更しないためには空調機側からの空気の供給量を操作する必要がある。
つまりMDの開閉に応じて空調機の送風量(ファンの回転数)も操作しなければならない。
これらの一連の動作を空調システムに加えることで省エネルギーにつながる。

外気取入れ部、排気開放部のダクトにMD設置

時々寒冷地で見かけるが外気取入れ部や排気の開放部部分のダクトにMDを採用する場合がある。
給気ファンや排気ファンが運転しているときはMDが開となり、運転していないときはMDOFFとなる。

まとめ

今回はMDの役割とその設置箇所例について紹介した。
空気の操作が発生するMDは使い道等慣れるまで難しいが少しずつ慣れて頂ければと思う。

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