機器荷重と運転荷重の違い -使い分けや荷重が異なる理由を紹介-

こんにちは。

設備設計を行う上で構造担当者との各種調整は欠かせない。
何も構造担当者とやり取りを行わないと、ある特定の箇所に設備機器が設置できないといったことが起こりかねない。
そのため事前に構造担当者に設備機器の荷重や機器設置に伴う基礎の情報を伝達し、設計に盛り込んでもらう必要がある。
だが、そこまではわかっても、カタログを確認すると機器荷重と運転荷重がそれぞれ併記されており、どちらを用いてよいかわからないことが多い。

今回は機器荷重と運転荷重の違いを紹介する。

機器荷重とは

機器荷重とは機器本体の荷重のことを示す。
そのためよく製品荷重と呼ばれることも多い。

運転荷重とは

運転荷重とは機器運転時にかかる荷重を示す。

運転荷重の特徴

運転荷重の特徴は以下の通りだ。

運転荷重の特徴
その1機器自体が揺れて荷重が大きくなる
その2機器本体に水を入れて使用すると荷重が大きくなる

機器自体が揺れて荷重が大きくなる

機器運転時は機器自体が揺れる。
縦方向にも揺れが発生するため、機器荷重に比べ運転荷重の方が大きくなる。
(身近な製品だと洗濯機を想像して頂ければ理解しやすいだろう)

機器本体に水を入れて使用する

熱源機器や空調機器の場合は、機器の特性上、機器に冷温水が必要だ。
そのため冷温水分を見込んだ機器運転時には機器重量+保有水量となる。

機器荷重と運転荷重の使い分け

機器荷重と運転荷重の使い分けは以下の通りだ。
主に機器を搬入する際に使用される荷重に対し、機器荷重を用いることが多い。
一方で機器を運転する際に使用される荷重に対し、運転荷重を用いる。

機器荷重と運転荷重の使い分け
機器荷重機器の搬入時に使用される荷重
運転荷重機器を運転する際に使用される荷重

まとめ

今回は機器荷重と運転荷重の違いを紹介した。
機器荷重や運転荷重を知ることも大切だが、それぞれの荷重を決定するためには機器の選定を行う必要がある。
機器の選定も設備設計としてはとても大切なプロセスだ。
こちらで中央熱源と個別熱源の違いについて紹介しているため、ご確認頂ければと思う。

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