【基礎知識】排水槽の構造 -排水槽の細かな仕様について紹介-

こんにちは。

建物の事情によっては排水槽をどうしても見込まなければならない場合がある。
そんな時意匠担当ならびに構造担当へ必要な排水槽スペースを伝達する必要がある。
そこで各担当から確認されること。
それは排水槽の細かな仕様についてだ。
例えば排水槽内の床勾配や排水槽内に設置する釜場についてだ。
これらは排水槽の計画に慣れていないとなかなか難しい部分もあるだろう。

今回は排水槽の構造について排水槽の細かな仕様を紹介する。

排水槽内の仕様

左図に排水槽内の仕様を示す。
(引用:建築設備設計基準)

マンホールは原則として2か所設置する。
マンホールの大きさはいずれも600φ以上が原則だ。(人が昇降できない)
内図中左側にあるマンホールは人が昇り降りするためだ。
もう一つのマンホールは水中ポンプの点検、更新のために設置する。
(水中ポンプに着脱装置を設けていない場合は不要)

人が昇り降りする部分からポンプまでの間には階段を設ける。
(運営会社へヒアリングすると階段を設けている事例極めて少ないようだが)

階段を設ける理由は汚水の滞留により床表面が滑るからだ。
人が転ばないように配慮するために階段を設ける。

階段以外の部分は勾配を1/15~1/10の間で設け汚水が滞留しないように配慮する。

階段および勾配下部には釜場を設けて水中ポンプで確実に排水が可能なよう配慮する。

釜場についてより詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしていただければと思う。

まとめ

今回は排水槽の構造について排水槽の細かな仕様を紹介した。
排水槽を設置する場合必ず意匠担当者や構造担当者から細かな仕様について質問される。
排水槽の構造を頭の片隅に入れておけばスムーズなやり取りが可能だ。
そのため是非とも覚えておきたい内容の一つだ。

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