語学留学が必要かと問われれば、語学留学に行ける環境なのであれば行った方がいいと答える。語学留学に行けるチャンスは一生に1 度きりかもしれないので、経験という意味では間違いなく行った方がいいだろう。但し、語学留学自体は特に不要だと考えている。語学留 学を行ったとしても自分自身を英語漬けにできる時間が増えるだけ。その分日本で独学で勉強できるのであれば語学留学は不要だ。

ビジネスの観点から言えば、日本にいるだけであれば、英語なんて読める必要もないし話せる必要もないと考えている。十分に日本語が 発達しているし、特に学問で困ることもない。万が一将来日本が国際都市になったとしても、結局英語を必要な人はごく一部に限られるし 90% 以上の人は一度も英語に触れずに一生を過ごせるだろう。英語を学ぶ時間があるくらいならば、その分他の学問を学びより他の知識 に役立てた方がいい。

英語を通じて得られたこととしては、多方面に対して明らかに度胸がついた。特に海外旅行に行った先で現地の人と英語で会話をしてみ る行為。英語を学習している身であったためか、ちょっとした簡単な会話でも自分が英語を話せている感覚が得られ満足できた。もちろん 話しかける前はどうやって話しかけようだったり、無視されたらどうしようとかとにかく緊張していた。だが話してみると意外と優しい対 応であったことから、話しかけること自体は難しくないことに気づかされ今まで無謀だと思っていたことでも案外簡単だと学んだ。

それだけの挫折を味わいながらも私が英語を話す理由を話す。 　まず1 つ目は英語を話すことで話す相手を選ぶ必要がないから。日本語しか話せない場合はどうしても日本人としか基本的には会話が できない。会話ができないということは、せっかくの楽しむ場を満足に楽しむことができないということ。前ページでお伝えした通り、海 外の人と一瞬のスモールトークを楽しむことすら不可能に近い。ただでさえ出会った人たちはその場限りの一期一会の関係であるかもしれ ないのに、その貴重なチャンスを逃すことだけはしたくない。その一瞬一瞬を楽しむことが自分の人生をより輝かせる第一歩だと思う。

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