こんにちは。
普段国内の設計業務だけを行っていると英語を使う機会はない。
そんな時ふとある用語を英語に訳す必要があると困ってしまう方も多いだろう。
建築設備の業界では専門用語がたくさん使われている。
またさらなる問題がその専門用語を英訳した書籍が流通していない。
一応こちらに空気調和衛生工学会が出版している用語辞典(英和、和英辞典)はある。
ただ1冊の値段が10,000円を超えることもありなかなか手を出しづらいことが事実だ。
より気軽に専門用語の英語表現を学ぶことができれば英語での専門用語に対する障壁はより軽いものになるだろう。
今回は建物の規模、構造に関する専門用語の英語表現を紹介する。
日本語(単語) | 英語(単語) |
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3階建ての建物 | 3 Story Building |
鉄筋コンクリート造 | Reinforced Concrete Structure |
鉄骨造 | Steel Structure |
地面 | Ground |
建物高さ | Building Height |
1階 | (米)1st Floor (英)Ground Floor |
階高 | Floor Height |
日本語(表現例) | 英語(表現例) |
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これは2階建ての建物だ。 | This is 2 story building. |
これは鉄筋コンクリート造の建物だ。 | This building is made of reinforced concrete structure. |
鉄筋コンクリートよりも鉄骨造の方が安い。 | The steel structure is cheaper than reinforced concrete structure. |
地盤レベルはTP+75,000だ。 | The ground level is TP+75,000. |
建物高さは20mだ。 | The building height is 20m. |
○○階建てを○○Story という。
Story には物語と意味することが一般に認知されているかと思う。
だがもともとは各階に異なる装飾を用いて装飾によるStoryが用いられていたことからStoryに階といった意味を持つようになった。
Steel structure は日本で一般にS造と呼ばれる。
またRC造は英語でReinforced concrete structureだ。
建物面積に関する英語表現
日本語(単語) | 英語(単語) |
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敷地面積 | Site Area |
建築面積 | Building Area |
延床面積 | Total Floor Area |
建蔽率 | Building Coverage Ratio |
容積率 | Floor Area Ratio |
日本語(表現例) | 英語(表現例) |
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敷地面積は10,000m2だ。 | The site area is 10,000m2. |
建築面積は1,000m2以内で計画する必要がある。 | The building area should be less than 1,000m2. |
延床面積は5,000m2だ。 | The total floor area is 5,000m2. |
建蔽率は70%以下とする必要がある。 | The building coverage ratio should be less than 70%. |
地域によって許容容積率が異なる。 | The permissible floor area ratio differs depending on the region. |
Area は面積を示す用語だ。
これに Site を付け加えることで敷地面積、Buildingの場合は建築面積、Total floor の場合は延べ床面積となる。
その際にm2といった単語が用いられるがこれはSquare meter の略となる。
(なお使用される単位は国によって異なるため注意が必要だ。)
イラストのダウンロードは以下を参照されたい。
建築構造に関する英語表現 その1
日本語(単語) | 英語(単語) |
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大梁 | Girder |
小梁 | Beam |
天井 | Ceiling |
天井下地 | Ceiling Stud |
天井点検口 | Ceiling Access Panel (Ceiling Hatch) |
日本語(表現例) | 英語(表現例) |
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大梁はH800mmだ。 | The girder is H800mm. |
小梁の位置を少し動かしたい。 | We would like to move the beam a bit. |
天井とダクトが干渉している。 | The ceiling and the duct are in conflict. |
天井下地を組む前にダクトを設置する。 | The duct is installed before the installation of the ceiling stud. |
天井点検口の大きさは600×600だ。 | The size of the ceiling access panel is 600×600. |
特に建築設備では設備機器等のおさまりに影響するため、主に大梁であったり天井といった用語を頻繁に用いることが多いかと思う。
大梁をBeamと思いこんでいる方もいらっしゃるかもしれないが実はGirder(ガーダー)と表現する。
よく建築構造分野ではG梁と呼ぶ。
このGとはGirderの頭文字だ。
一方でBeamは小梁を示す。
こちらも同様に建築構造分野ではB梁と呼ぶ。
このBとはBeamの頭文字である。
建築構造に関する英語表現 その2
日本語(単語) | 英語(単語) |
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壁下地 | Wall Stud |
内壁 | Interior Wall |
床 | Floor |
スラブ配筋 | Reinforcement |
窓 | Window |
外壁 | Exterior Wall |
床仕上げ | Floor finishing |
日本語(表現例) | 英語(表現例) |
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壁下地の隙間に配管を設置する。 | The pipe will be installed in gaps of each wall stud. |
内壁に配管用のスリーブをあける。 | The sleeve for the pipe will be installed on the interior wall. |
床はFL-100とする。 | The floor level will be FL-100. |
単板ガラスだと熱伝達率が高すぎるため複層ガラスとする。 | The double-glazed window will be installed because the heat transfer coefficient of the single-glazed window is too high. |
水を扱うかどうかで床仕上げの種類を変えるべきだ。 | The type of floor finishing should be designed depending on whether water is used in the room. |
日本語でもスタッドと呼んだりもするが下地のことを英語でStudと表現する。
工事間の取り合いがうまくいかない場合Studとダクトや配管が干渉していることが多々ある。
そのため特に工事中ではよく使われる単語の一つだろう。
まとめ
今回は建物の規模、構造に関する専門用語の英語表現を紹介した。
主に建築規模に関する用語は建築に直接かかわったことがない方への説明や施主説明の際、行政協議の際などに使われることが多い。
また主に設備機器等の納まりと密接な関係があるため建築構造に関する用語もよく用いられる。
そのため是非ともこれらの英語表現を定着頂ければと思う。
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