【現状を読み解く】外気の相対湿度の上昇率について紹介

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こんにちは。
最近梅雨の時期になるとよく耳にする結露。
結露は外気を直接室内に取り込みその外気が冷やされたり、高湿度の空気が室のどこかに滞留することで発生することが多い。
そんな結露だが依然はそこまであまり耳にしなかっただろう。
大きな原因としては近年の外気の湿度が上昇している点があげられるだろう。
今回は2000年,2010年,2021年の東京における外気温度と相対湿度について紹介する。

なお外気温度と絶対湿度の推移について知りたい方はこちらから確認していただければと思う。

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2000年の外気温度と相対湿度

まずは2000年における外気温度と相対湿度の相関図を示す。
横軸に外気温度を示し縦軸に相対湿度を示している。
また各軸の発生頻度がわかるように棒グラフにて発生頻度を記した。
まずは2000年においてはこういったものだろうと捉えていただければよいかと思う。

2010年の外気温度と相対湿度

続いて2010年における外勤度と相対湿度の推移を示す。
2000年と比較すると60%から80%付近の外気相対湿度の発生頻度が上昇している。
外気温度についてはそれほど大きな変化はなかった。

2021年の外気温度と相対湿度

最後に2021年における外気温度と外気相対湿度の相関を示す。
2010年および2000年と明らかにお異なる部分が高湿度の外気相対湿度の発生頻度が多いことだ。
外気の相対湿度が高ければ高いほど飽和空気(相対湿度が100%)の空気になりやすく結露がより発生しやすくなる。

まとめ

今回は2000年,2010年,2021年の東京における外気温度と相対湿度について紹介した。
年々相対湿度が上昇していることを紹介した。
相対湿度が上昇するほど結露が発生しやすい要因にもなるのでこういった情報を踏まえて今後の設計手法を模索するべきかと思う。

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