こんにちは。
電気温水器には飲用と雑用があることはご存じだろうか。
普段気にせずにどちらにするか決めている方も多い。
飲用、雑用と記載があるだけでなんとなく意味こそ分かるものの、一体何が違うのかよく理解されていない方も多いはずだ。
今回は電気温水器の飲用と雑用の違いについて紹介する。
飲用とは
飲用とは飲料としてお湯を使用してよいということだ。
身近な例だと温かいお茶を作るためにお湯を使用してよい。
また食べ物でいえばカップラーメンのお湯も該当する。
また、食器等を洗う際のお湯としても使うことができる。
そのため飲用もしくは洗い物用と呼ばれる。
雑用とは
雑用とは専ら手洗いに用いられる給湯だ。
そのため雑用もしくは手洗い用と呼ばれる。
雑用は飲料用の給湯としては使えない。
つまり、人の口に触れる可能性があるような用途として使用ができない電気温水器を雑用と呼ぶ。
飲用と雑用の違い
沸き上げ温度が異なる
飲用と雑用の違いは沸き上げ温度の違いによる。
メーカーにもよるが引用は一般的に一旦90℃まで沸き上げが行われる。
そのうえで80℃以上の温度で貯湯される特徴がある。
90℃まで温める理由
一般に60℃以下の温度で貯水された水、お湯は菌の繁殖に最も適している。
具体的にはレジオネラ菌が繁殖する可能性がある。
レジオネラ属菌とは、自然界に生息している細菌で感染するとレジオネラ症を引き起こす。
そのため一度菌を死滅させるために90℃まで温める必要があることが大きな理由だ。
つまり、雑用の電気温水器は菌が繁殖している可能性がある。
まとめ
今回は電気温水器の飲用と雑用の違いについて紹介した。
飲用とするか雑用とするかは用途や実際の使い勝手より判断されたい。
本稿が皆様のお役に立てば幸いだ。
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