【4コマ漫画】建築設備と『フィルター』

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【概要】

建築設備において、多くの場合、空調設備にフィルターを導入することが求められる。フィルターには、プレフィルター、中性能フィルター、高性能フィルター、HEPAフィルター、除塩フィルターなど、用途に応じて様々な種類が存在する。一般的な事務所ビルでは、中性能フィルターが使用されることが多い。また、HEPAフィルターは主に非常に高いレベルの空気清浄度が求められる病院や研究所等で使用される。さらに、海岸が近い場合は、塩分を取り除く必要があるため、除塩フィルターが使用されることもある。

フィルターの主な役割は、室内の空気をきれいにすることである。日常生活や業務活動の中で、室内からは常に粉塵が発生している。また、外気にも一定の粉塵が混入しているため、外気導入部分や空調機器にフィルターが設置されることが多い。これにより、室内環境の質を向上させ、居住者や利用者の健康を守ることができる。

【設計段階での確認事項】

設計段階においては、室内のクリーン度(きれい度)についても確認することが重要である。クリーン度は、清浄度クラス(ISOの規格で指定されている)とも呼ばれる。特に研究所等の場合は、清浄度クラスが3や4など、非常に高レベルな空気質環境が要求されることがある。

与条件をしっかりと確認した上で設計を行わないと、建物利用者が求める性能を発揮できない設計となってしまう可能性があるため注意が必要である。また、フィルター廻りを計画する際は、将来的なメンテナンスや運用コストも考慮することが重要である。

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