こんにちは。
複数のプロジェクトをこなしていると、ある程度同じようなフォルダ構成で様々なデータを管理することが多い。
そんな時、毎回新たなプロジェクトが始まるときに手作業でフォルダを作成すると意外と手間がかかる。
聞きなれないかもしれないが、batファイルを使えばフォルダを一括作成できる。
batファイルはエクセルから簡単に作成することが可能だ。
今回はエクセルを使用したフォルダ一括作成の方法を紹介する。
batファイルを利用したフォルダ一括作成のイメージを以下に紹介する。
実行前
実行後
↓1のフォルダの下の階層↓
フォルダ一括作成の作成手順
エクセルを起動
batファイルをエクセルで作成するため、まずはエクセルを起動しよう。
作成するフォルダ名を記載する
フォルダ名を入力
「B列」に作成したいフォルダ名を一式入力しよう。
左図に示す作成例では1から7までのフォルダを作成する。
フォルダ名の注意点
使用できない文字列 | |
---|---|
¥ | 円記号 |
/ | スラッシュ |
: | コロン |
* | アスタリスク |
? | 疑問符 |
“ | ダブルクォーテーション |
<> | 不等号 |
| | 縦棒 |
フォルダ名作成にあたって、使用できない文字が存在する。
例えば「¥」や「/」を使用することができない。
その他にも左表に示す文字列を使用することができないため注意しよう。
あるフォルダの下の階層にさらにフォルダを作成したい場合
フォルダの階層化
あるフォルダの下の階層にさらにフォルダを作成したい場合は「¥」を使用する。
「¥」に続いて任意のフォルダ名を記載することであるフォルダの下の階層に新たにフォルダが作成される。
左図の例では「1」のフォルダの下の階層に「1-1」と「1-2」のフォルダを作成している。
「A列」に「md」と入力する
フォルダの階層化
次に「A列」に「md」と入力する。
「md」を入力することで「フォルダの作成」を自動で行ってくれる。
名前を付けて保存 csvファイルで保存する
作成したエクセルファイルをcsvファイルで保存する。
手順としてはまず名前を付けて保存を選択する。
次に下図に示す通り、ファイルの種類をcsv(コンマ区切り)を選択する。
すると、拡張子がcsvとなって保存されるはずだ。
なお、上書き保存でエクセルファイル自体も保存しておくと、以後使いまわしができる。
CSVで出力
csvファイルをbatファイルに変換する
ファイル名の拡張子をcsvからbatに変更する。
名前の変更から「.」以降を手入力で変更してしまって構わない。
(ファイルが使用できなくなる恐れがあるとアラートが出るが無視して問題ない)
batファイル変換前
batファイル変換後
拡張子が表示されないときは
拡張子が表示されないときはパソコンの設定を変更する必要がある。
フォルダ上部に表示されている「表示」をクリックする。
その後詳細のメニュが出てきた後も「表示」をクリックする。
クリック後「ファイル名拡張子」が表示されているのでクリックし拡張子以降の表示を有効化する。
拡張子の表示
batファイルをダブルクリック
最後に、作成したbatファイルをダブルクリックすると一括でファイル名が変更される。
また「1」のフォルダの下の階層を確認すると「1-1」「1-2」のフォルダが作成されていることが確認できるはずだ。
実行前
実行後
↓「1」の下の階層↓
まとめ
今回はエクセルを使用したフォルダ一括作成の方法を紹介した。
batファイルを使いこなせるようになると業務時間を大幅に短縮することができる。
そのため是非batファイルを使い倒して頂ければと思う。
また、こちらでbatファイルを用いてファイル名を一括変換する方法を紹介している。
建築設備の分野においては、成果品提出の際などに重宝するワザだ。
そのため覚えておいて損はないだろう。
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