2.1.中学校英語で十分

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英語学習の最初のステップとして中学校英語の復習だ。中学の英語と聞くだけで「なんだ、すごく簡単じゃん」と思われる方もいると思う。というよりは大半の人がそう思うだろう。ただそう思われた人ほど当時の自分を思い出してほしい。当時の自分はそのレベルの英語でさえ簡単に感じたのか。はたまたその学んだ英語を話すことができるのかどうか。これらの問いに関し、多くの人は”No” と答えるだろう。というのも今まで英語をのスピーキング等で能動的に学んでこなかったから。リスニングやリーディングといったいわゆる受動的に受けるだけの学習でいったい話すことができる人が一人でもいるのか。もちろん学校の在り方としては大学受験などに向けてただひたすら教えることこそが意義だと思う。ただし話せるといった観点に向けると無駄とは言わないが、明らかに遠回りしている。言語は話してなんぼだ。

 自分自身が生まれた赤ちゃんのことを思い出してみよう。赤ちゃんは生まれて初めて文法を学ぶことがあるだろうか。ごくごく一般に両親の話していることを浴びるように聞き入り、それを自分で発声する。それが話すための通常のプロセスである。当然今この本を読まれている段階で、赤ちゃんでも何でもないので全く同じ手法をとることそのものが困難だが、学ぶにあたっての基本的な性質は変わらない。 話せない人が最初から大人と同じ言葉で話せるわけもないので、まずは中学校英語のレベルで話せるようになることこそが英会話習得のためへのファーストステップとなる。

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