【概要】
カフェや飲食店を営業する前には、営業許可を取得する必要がある。保健所が事前に確認した上で、営業許可証を発行する。そのため、事前に保健所との打ち合わせを行い、計画を立てる必要がある。保健所の打ち合わせなしに営業許可を取得しようとすると、保健所のローカルルール等によって思わぬ指摘を受けることが多いため、注意が必要である。
【設計段階での確認事項】
厨房を計画する場合は、保健所へ事前に確認を取った上で計画を進める必要がある。保健所では、厨房周りの動線計画、従業員と客の動線の分離、床の仕様、手洗器の有無などが確認される。動線とは、人が歩く流れを示すものである。例えば、厨房のバックヤードから従業員更衣室、トイレへ行き、再び厨房へ戻るといった流れのことである。
床の仕様は大きく、乾式と湿式の2種類に分かれる。モップで洗う程度を想定する場合は乾式、ホースで床を水洗いする場合は湿式が採用される。手洗器は肘まで洗えるサイズであることが基本的な条件であることが多い。自治体ごとにローカルルールが存在するため、案件ごとに必ず保健所へ確認することが大切である。
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