【4コマ漫画】建築設備と『換気設備』

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【概要】

現在では、建築基準法を始め、建築物衛生法(ビル管法)、建築設備設計基準等により、建物内には換気設備を設けることが義務付けられている。

背景としては、現在の建物では気密性が向上していることが挙げられる。気密性が向上すると、空調にかかるコストを低減することが可能である反面、建物の建材から発生するホルムアルデヒド等の有害物質が建物内に滞留しやすくなる。これらの有害物質を適切に建物外に排出するために、換気設備を設ける必要がある。

建築基準法では、1人当たり20m3/h以上かつ、0.3~0.5回/h以上の換気が要求されている。また、ビル管法では1人当たり25m3/h以上、建築設備設計基準では1人当たり30m3/h以上が求められている。

【設計段階での確認事項】

換気に関する様々な基準があるため、設計する案件によって、適用する基準が異なる事が多い。建築基準法は、日本に建物を計画する場合には必ず遵守しなければならない法律である。ある程度規模が大きくなるとビル管法に該当する場合がある。また、官庁案件では、原則として建築設備設計基準による必要がある。そのため、都度案件毎に、必要換気量について事前に確認することが重要である。

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