【4コマ漫画】建築設備と『再エネ』

【↓4コマ漫画一覧↓】(プルダウン)

【概要】
建物の省エネ化のみでは、エネルギー使用量をゼロにすることは現実的に難しい。したがって、建物の省エネ化を推進したうえで再生可能エネルギー(再エネ)を導入することで、ZEB化やカーボンニュートラルの実現が可能となる。

ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング)とは、設計段階においてエネルギー使用量を正味ゼロにすることを目的とするものである。再エネを導入し、全てのエネルギー使用量を再エネで賄うことができれば、ZEBの達成が可能となる。ただし、実際にはより詳細な条件が存在する。

一方で、カーボンニュートラルは運用段階においてエネルギー使用量をゼロにすることを指す概念である。イメージとしては、カーボンニュートラルという広い枠組みの中にZEBが位置付けられると言える。カーボンニュートラルを目指す際に重要なのは、省エネや再エネの取り組みに加えて、夜間の電力使用量をどのように賄うかである。特に、昼間のみ発電が可能な太陽光発電では夜間の電力を賄うことができないため、他の発電設備や、太陽光発電で発電された電力を一時的に蓄える蓄電池の導入が必要となる。

カーボンニュートラルはまだ比較的新しい用語であり、具体的な解決策が完全には確立されていないのが現状である。しかし、今後カーボンニュートラルの重要性は一層高まると予想される。そのため、設計者としてもその動向を注視していく必要がある。

コメント